学生から社会人まで、幅広い人に愛用されるカラコンはもはや特別なアイテムではありません。
一昔前まではコスプレなど特別なときにしか使われなかったカラコンですが、現在では日常の身だしなみとして普段使いする人が急増しています。
メイク感覚でカラコンを気軽に使用する人も増えていますが、カラコンは繊細な目に直接装着するものですから付け方には注意が必要です。
カラコンを正しく付けよう
目の健康を守るためには正しい手順でカラコンを装着しなくてはいけません。適当な付け方でカラコンを使用し続けると思わぬ健康被害が発生する可能性もあります。手軽に利用できるものだからこそ正しい付け方で安全に使用しましょう。
カラコンの付け方でもっとも重要なポイントは「手をよく洗って清潔にすること」です。手洗いなんて基本的すぎるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、手洗いを軽視するのは大変危険です。
瞳に直接接触するカラコンに汚い手で触ってしまうと装着時に雑菌が一緒に入り込んでしまいます。雑菌のついたカラコンは長時間装着し続けているうちにどんどん繁殖し、目の充血など健康被害を引き起こす可能性があります。最悪の場合は失明する可能性もあるので、万が一にも雑菌が付着しないようにカラコン装着前に石けんで手をよく洗ってください。
カラコンを手に取るときは雑菌や異物を防ぐために必ず瞳に接触しない表側を持ってください。ケースから取り出しにくいときはピンセットを使うと便利です。カラコンを傷つけないよう先端の尖っていないピンセットを使用してください。
カラコンを上手く就けるコツはまぶたをしっかり開くことです。まぶたが十分に開いていないとレンズが上手く入りません。カラコンを人差し指に乗せたら中指を使ってアカンベーをするように下まぶたを引き下げ、反対の手で上まぶたを引き上げてレンズを見ながらゆっくりと瞳に乗せましょう。
正しい位置に装着するとカラコンは瞳に吸い付くように自然に指から離れます。レンズが黒目の中心に正しく置かれていることを確認したらまぶたをゆっくり閉じてズレがないか確認してください。数回まばたきして違和感がなければ装着完了です。
カラコンが上手く瞳に定着しないときは目薬を指しておくと水分による吸着力が高まります。
ドライアイで涙の量が少ないとカラコンがつけにくいので適度に目薬を使ってください。
装着時にはカラコンを見るのではなく鏡の中の自分を見つめるようにするとうまくつけられます。
カラコンを見つめていると近づいてくるカラコンに恐怖心を感じて目が泳いだり無意識にまばたきがでたりします。遠くを見つめるようにして黒目の位置を安定させると上手に付けられます。